昔の自動車工学へ原点回帰した様な挙動を目指すラジコン不安定化の薦め!
・非力・不安定化志向
タミヤの初期のラジコンは実車に近いリアルなものが多かった。それがタミヤの良さでも有った訳だが。
特にバギー系はスケールサイズや部品形状は勿論、構造まで
実車をフシュウした物が多かった。
最近の(てか極初期以降は)ツーリングカーは金を掛けないともう一つ面白味がない。
競ろうと思うとお互いチューンしてスピード域を高める、ひたすら同じベクトルの呪縛に
囚われるからに他ならない。(まぁコレに乗ってやらないとメーカーが衰退してしまう訳だが)
実車の場合、車両に対して・重い、≫結果、相対的にタイヤや足回りの剛性が低い、 ≫またパワーウエイトレシオ的に非力、
ゆえに挙動として不安定となり、低い速度域で
限界と戦う事となる。 これぞビジュアル的に「一般的な自動車の挙動のリアリティ」ではなかろうか。
ラジコンでこの理屈を採り入れると、車両は低速トルク重視で低グリップ路線で、そしてコースは狭くすればするほどスリルとスピード感は増していく。
結果、狭いスペースで
それなりに楽しめる上に、車両のダメージやバッテリーのコストも抑えられるのではないか?とミサプロでは常々考えている。
実車に近い重量バランスや高い床面地上高、華奢なタイヤ、柔らかい脚、非力なモーター、少ないセル数のバッテリー。
コレをフシュウして(ひつこい)組上げれば、
昔の熱血刑事ドラマでの高橋レーシングばりのすんごいロール量のカースタント挙動が楽しめるのではなかろうか?
更に気筒数に見立てた小型モーターで一時減速用クランクを駆動、出来れば無駄に気筒数に見立てたエアポンプも駆動(※1)、
振動や脈動を再現して遠心クラッチで連結(※2)。
トルク反動や不整脈も再現、フライホイールで惰性や吹け上がりのかったるさまで再現したら…もう変態域の逸品なのである。
更には液体用のポンプも駆動して液冷モーター&アンプ用冷却システムまで目指したい所だが、これは今回挙動のみを追求した
実用お遊びラジ企画とは一線を隔すので別に
考えたい。
※1: 近年目的は違うがほぼ近い構造の部品が通販されている
※2: ちなみにその昔、京商には電動なのに遠心クラッチ付きでアイド
リングが出来るキットがあった
・タイトコースのススメ
コースが狭いとアクセル全開時間が少なくなるので、下手をすると
バッテリー1本で連続で攻めても25分以上走ってしまう。(十年近く前にタミヤ製ツーリングカー、標準モーター、2000mAh以内のバッテリー制限で実証済み)
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